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40代、50代で「婚活」することの現実

 

40代、50代で「婚活」することの現実について、このページではお話します。

 

40代、50代の「婚活」は、「無理ではないが、難易度が高い」というのが現実です。

 

以下、40代、50代での「婚活」の難しさについて、いくつか理由を挙げてみました。

 

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40代、50代での「婚活」の難しさ

まず最初に、40代、50代で結婚することは、本当に難しいことなのでしょうか。以下は株式会社IBJ様による「1万人超の婚活データを分析した『成婚白書 2023年度版』」から拝借させていただいたデータです。

 

 

成婚しやすい年齢として、女性は「20〜29歳」男性は「25〜34歳」。男女共に年齢が上がるに連れて成婚しにくくなる傾向があります。女性は 35 歳以降、男性は 40 歳以降から100%を下回り、成婚しにくくなることから、早期活動の支援とサポートを強化していく必要があります。

 

どうして40代を超えると成婚しにくくなるのでしょうか。

 

年齢によるものだろ!で片づけることはせず、少し具体的にその理由を考えてみましょう。

 

 年齢によるプレッシャー

40代になると、「結婚適齢期を過ぎている」という社会的なプレッシャーを感じやすくなり、それが婚活のハードルを上げてしまうことがあります。

確かに、現在の日本における結婚適齢期は、過去に比べて大きく変わっています。

昔は、20代前半から半ばが「結婚適齢期」と考えられていましたが、現代では結婚年齢が全体的に上昇しており、30代前半が一般的な結婚適齢期とされています。

統計的には、日本の平均初婚年齢は以下のような傾向です。

 

  • 男性: 約31歳
  • 女性: 約29歳

 

この背景には、経済的安定、キャリアの確立、ライフスタイルの多様化などが影響しています。また、結婚に対する価値観も変化しており、「結婚しない」という選択をする人も増えています。

また、婚活市場でも、30代半ばから40代の参加者が多く見られ、結婚適齢期の概念がより柔軟になっていると言えます。

しかし、それでもやはり40代となってくると話は少し変わってきます。個人的な話になりますが、40代になったときに、「あぁ、自分ももう歳を取ったんだな」と初めて思いました。その思いは、「婚活」の際に人によって重さは異なるものの、やはり障害の1つであることは変わりません。

 

出会いの機会の減少

仕事が忙しくなり、若い頃に比べて出会いの場や時間が減ることが多いです。特に、職場での出会いが限られると、婚活のための新しい出会いを作るのが難しくなります。

 

女性の希望条件とのミスマッチ

婚活市場において、女性が若いパートナーを望む傾向があるため、40代の男性は自分より若い女性とのマッチングが難しくなることがあります。また、年収や職業など、女性の求める条件に合わないと感じることもあります。

 

過去の恋愛や結婚歴

離婚歴がある場合や、過去に長い交際経験がある場合、相手がそれを気にすることがあり、新しい関係を築く際に障害となることがあります。

 

自信の低下

若い頃に比べ、年齢とともに自己評価が下がり、自分に自信を持てなくなることがあります。これが、婚活における積極性を欠かせる要因となります。

 

経済的な不安

40代になると、将来の収入や退職後の生活を考慮しなければならないため、結婚にかかる費用や子育ての負担について不安を抱えることがあります。これが、結婚をためらう原因になることもあります。

 

結婚観の変化

年齢とともに、自由な時間や独身生活に慣れすぎてしまい、他人と生活を共有することが負担に感じられる場合があります。また、独身生活の利便性や楽しさを重視するあまり、結婚の優先順位が下がることもあります。

 

周囲の目

40代で婚活をしていることに対して、周囲の目が気になる場合があります。特に、家族や友人から「なぜ今まで結婚していないのか」という質問や心配をされることで、婚活自体を避けることもあります。

 

体力や健康面の心配

年齢とともに、体力や健康に対する不安が増し、結婚後の子育てやパートナーとの共同生活に自信を持てなくなることがあります。特に、子どもを持ちたいと考えている男性にとって、40代での子育てが負担に感じられる場合があります。

 

婚活の進め方に慣れていない

若い頃に婚活を経験していない場合、40代で初めて婚活を始めることに対する戸惑いや、適切な婚活方法がわからないという問題があります。マッチングアプリや婚活イベントに参加するのが気後れしてしまうことも考えられます。

 

ライフスタイルの固定化

40代になると、自分のライフスタイルや習慣が確立されており、それを他人と共有することに抵抗を感じることがあります。相手に合わせることが難しく感じ、結婚生活に不安を抱く原因になります。

婚活のライバルが多い

婚活市場において、同年代の男性だけでなく、30代後半や20代後半の男性とも競うことになるため、相対的に不利に感じることがあります。

 

40代男性が婚活に難しさを感じる理由は、これらの個人の状況や社会的な要因が複雑に絡み合っていることが多いです。しかし、自分に合った方法やパートナーを見つけることは可能であり、結婚に対する前向きな姿勢を持ち続けることが大切です。

 

40代男性の婚活体験談

婚活パーティーに参加するものの第一印象で女性から良い反応を得られず、カップル成立がほとんどなかった。清潔感や表情に気を使わなかったことがまずかった。年齢的に「余裕がない」と思われることが原因で、成功率が低かったのだと思う。

婚活の過程で、何度も断られ続けることで自信を失い、自己否定に陥ってしまった。年齢や収入、外見といった要素で判断されているように感じ、婚活が「生き地獄」だった。幸い、私の場合は結婚相談所を利用することで、徐々に自分に合った相手を見つけ、最終的には成功に至ることができた。

結婚相談所での活動に切り替えたものの、入会金や成婚料の高さに驚いた。相談所に入会する際に提示された高額な費用に悩み、一度は婚活パーティーに戻りましたが、結局時間と労力の無駄だと感じた。なので、費用対効果の高い結婚相談所に再挑戦しました。費用面の問題も婚活の大きなハードルだと感じた。

 

ということで、「婚活」自体はどのような世代でも楽しめるのでしょうが、やはり40代には若いころにはない悩みのようなものがあるようです。

 

特に、

 

  • 年相応の見た目(清潔感含む)
  • 年齢的に「余裕がない」と見られる。
  • 自己否定に陥ってしまう可能性も。
  • それらを乗り越える費用が若い世代よりもかかってしまうかも。

 

このあたりは、40代になってくるとよりはっきり意識してしまう面なのかもしれません

 

ただし、諦めるのはまだまだ早い。2番手の男性のように、最終的にうまくゴールできた例もあるわけです。それも決して、宝くじにあたるような確率ではない。

 

問題は、ゴールに至るまでのプロセスなのでしょう。

 

40代、50代になったら、ただ「結婚相談所」や「婚活パーティー」を利用するだけでなく、ある程度の戦略が必要になる。

 

ということです。

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