婚活に疲れたあなたへ。
無理せず一度立ち止まってみましょう。
止めたければいつ止めても良いものです。婚活というのは、そもそもが「自分のためにやるもの」ですので、「自分のためにならない」と感じたら止めても大丈夫です。
止めるのもあなたの自由ならば、再開するのもまたあなたの自由。
やめたいと思いつつも、それでも無理して続けている現状は、あなたの「結婚したい」「家庭を持ちたい」という願望の強さの表われであるのです。
この機会に一度立ち止まって、” 自分は本当に結婚したいのか? “” 自分は将来どうなれば幸せなのか “を、ぜひ自分の心へ問いかけてみてください。
婚活を経験した人の2人に1人が「婚活に疲れた」と感じたことがある
婚活に疲れてやめたいと考える人は少なくありません。実際、婚活を続ける中で疲労感やストレスを感じる人は多いとされ、これには心理的、感情的なプレッシャーや期待が関係しています。具体的な統計データはサービスや調査機関によって異なりますが、いくつかの調査結果によれば、婚活経験者のかなりの割合が途中で疲れを感じたり、婚活を一時中断したいと考えるケースが多いことが分かっています。
例えば、ある調査によると、婚活を経験した人の約40〜50%が「婚活に疲れた」と感じたことがあると回答しています。また、長期間の婚活を続けた結果、理想の相手に出会えなかったり、プレッシャーに押されて一時的に婚活をやめることを検討する人も少なくないようです。
このような婚活疲れの理由には、次のようなものが挙げられます。
期待と現実のギャップ
理想の相手を探す過程で、現実とのギャップに直面し、モチベーションが下がることが多いです。
以下に、具体的な例を挙げてみます。
出会いの数に対する期待とギャップ
期待
婚活を始めれば、たくさんの異性と出会え、すぐに理想の相手と出会えるだろうと期待する。
現実
思ったよりも自分の理想に合う人が見つからず、出会い自体が少ない。また、出会ってもすぐに進展しないことが多い。
プロフィールと実際の印象のギャップ
期待
プロフィールや写真で見た相手は、自分にピッタリの理想の人だと思う。外見も中身も素敵な人がたくさんいるはずだと期待する。
現実
実際に会ってみると、写真やプロフィールで見た印象とは異なることが多い。誇張されたプロフィールや、写真と実際の姿のギャップを感じてしまうことがある。
短期間での結果に対する期待とギャップ
期待
婚活を始めれば、数カ月以内に理想の相手と出会い、スムーズに結婚まで進むだろうと期待する。
現実
出会ってから実際にお付き合いに進展するまでに時間がかかり、さらには結婚に至るまで何年もかかることが多い。すぐに結果が出ないことで焦りを感じることもある。
相手の真剣度に対する期待とギャップ
期待
婚活の場に来る人は皆、結婚を真剣に考えているはずだと期待する。
現実
実際には、結婚に対する熱意やタイミングが異なる人も多く、すぐに結婚を決めたがらない人や、まだ恋愛として楽しみたいだけの人に出会うことがある。
理想の相手像に対する期待とギャップ
期待
高い年収、優れた外見、価値観が一致するなど、自分の理想条件にすべて合う相手に出会えると期待する。
現実
理想をすべて満たす相手はなかなか現れず、現実的には何かしら妥協しなければならないことが多い。結果的に、理想とする条件のいくつかを諦める必要が出てくる。
婚活の進め方に対する期待とギャップ
期待
婚活アプリや結婚相談所、婚活パーティーなどの方法を利用すれば、すぐに出会いの場が広がり、スムーズに進むと期待する。
現実
婚活には自分で積極的に動かなければいけない面も多く、メッセージのやり取りやイベント参加が想像以上に疲れることがある。効率よく進むとは限らず、むしろ手間がかかることも多い。
周囲の支援に対する期待とギャップ
期待
家族や友人が婚活を応援してくれて、結婚に向けたアドバイスを積極的にもらえると期待する。
現実
周りからのプレッシャーや、無意識の比較によってかえってストレスを感じたり、思ったような支援を得られないことがある。
結婚後の生活に対する期待とギャップ
期待
結婚さえすれば、理想的な生活が待っている。パートナーと毎日が楽しく、全てが順調に進むだろうと期待する。
現実
結婚は生活の一部であり、パートナーと共に問題や課題を乗り越える場面も多い。結婚生活も日常の延長であり、必ずしもすべてが夢のようにうまくいくわけではない。
自分の市場価値に対する期待とギャップ
期待
婚活市場では、自分が高く評価され、多くの異性からアプローチされるだろうと期待する。
現実
実際には、競争が激しく、アプローチが少なかったり、自分が狙う相手とのマッチングがなかなか成立しないことが多い。
結婚までのステップに対する期待とギャップ
期待
婚活が順調に進めば、自然と付き合いから結婚までのステップがスムーズに流れていくと期待する。
現実
婚活では、付き合うまでは順調でも、結婚に向けての価値観やタイミングが合わず、思い通りに進展しないことがある。
これらの「期待と現実のギャップ」を感じることで、多くの婚活者が疲れを感じたり、やめたくなってしまうことがあるのです。大切なのは、現実を受け入れつつ、自分のペースで無理なく婚活を続けることです。
長期的な活動による疲労感
婚活が長引くと、心理的に消耗しやすく、結果が出ないことで自信を失う人もいます。
婚活で疲れを感じ始めるタイミングは、人によって異なりますが、一般的に次のような要因や期間が影響します。
数カ月から1年以内
婚活を始めてから数カ月から1年以内に疲れを感じる人が多いと言われています。初めは新しい出会いに対して期待や希望を持って取り組むことが多いですが、思ったような結果が出なかったり、同じような活動を繰り返す中で、次第に疲れが溜まっていきます。特に、婚活アプリやパーティーで同じパターンのやり取りや、期待と現実のギャップに直面すると、疲れを感じやすくなります。
イベントやデートの頻度
疲れを感じるタイミングは、婚活のペースやイベント、デートの頻度にも影響されます。頻繁に婚活イベントに参加したり、毎週のようにデートを重ねる場合、精神的にも身体的にも疲労が溜まりやすく、数週間や数カ月で疲れを感じ始めることがあります。一方で、ペースをゆっくりにしている人は、比較的長期間、疲れを感じにくい傾向があります。
マッチングや出会いの成果
出会いが思うように進展しない場合、短期間でも疲れを感じる人が多いです。例えば、メッセージのやり取りが続かなかったり、デートしても進展がない場合、1〜3カ月ほどで「婚活に疲れた」と感じるケースがあります。逆に、順調に出会いが進む場合は、婚活に対して前向きに取り組めるため、疲れを感じにくいです。
婚活方法の違い
婚活アプリ、婚活パーティー、結婚相談所など、どの方法を利用するかによっても疲労感を感じる時期が異なります。婚活アプリの場合、メッセージのやり取りが頻繁に行われるため、数週間から数カ月で疲れを感じる人が多いです。一方、結婚相談所では、プロのサポートがあるため、比較的長期間疲れにくい傾向がありますが、最終的には個人の性格や状況に依存します。
婚活の負担(経済的・時間的)
婚活イベントの参加費や時間、アプリでの活動など、婚活にかかる労力が負担となることもあります。
婚活には、さまざまな形で経済的な負担がかかることがあります。婚活を進めるにあたって、予想以上のコストが発生する場合があり、これが婚活に対するストレスや疲れの一因にもなり得ます。以下は、婚活にかかる主な経済的負担の例です。
婚活アプリやサイトの利用料
多くの婚活アプリやマッチングサイトは無料で登録できるものの、実際にメッセージを送ったり、追加の機能を利用するには有料プランに加入する必要があります。月額数千円から数万円のコストがかかることもあり、長期間利用する場合は負担が大きくなります。
- 月額費用:1,000円〜5,000円程度
- 有料プランやオプション:5,000円〜10,000円以上
婚活パーティーの参加費
婚活パーティーへの参加も、頻繁に行うとコストがかかります。1回あたりの参加費は、パーティーの規模や内容によって異なりますが、通常は数千円から高額なものでは1万円を超えることもあります。また、パーティーのドレスコードや会場までの交通費も別途必要です。
- 参加費:3,000円〜10,000円以上(パーティーの内容により異なる)
結婚相談所の費用
結婚相談所の利用は、婚活の中で最も高額な方法の一つです。初期登録料、月会費、成婚料など、さまざまな費用が発生します。大手結婚相談所では、年間で数十万円以上の費用がかかることも珍しくありません。
- 登録料:30,000円〜100,000円
- 月会費:10,000円〜30,000円
- 成婚料:50,000円〜200,000円
デート費用
婚活を進める中で、デートにかかる費用も負担になります。カフェでの飲食代やディナーの費用、映画やアクティビティの料金、また遠距離の相手とのデートでは交通費もかかります。これが頻繁に続くと、負担が増してきます。
- 食事代:2,000円〜10,000円(デートの内容による)
- 交通費:数百円〜数千円(場所により異なる)
- アクティビティ費用:1,000円〜5,000円(映画、イベントなど)
外見への投資
婚活では第一印象が重要なため、服装や美容に気を使う人も多いです。デートやパーティーのために新しい服やアクセサリーを購入したり、美容院やエステに通うこともあります。これらのコストは意外と積み重なり、婚活における大きな経済的負担となることがあります。
- 服やアクセサリーの購入:5,000円〜20,000円(頻度により異なる)
- 美容院やエステ:5,000円〜30,000円(月に数回通う場合)
婚活イベントの参加費
旅行や趣味を共有できる婚活イベントに参加することも、経済的な負担になります。特に旅行を伴う婚活イベントは、宿泊費や交通費、アクティビティ代が含まれるため高額です。また、趣味に関連したイベントでも参加費用がかかる場合があります。
- イベント参加費:10,000円〜30,000円
- 旅行系婚活イベント:50,000円〜100,000円以上(宿泊や食事が含まれる)
心理カウンセリングや自己啓発費用
婚活中にストレスや不安を感じた場合、心理カウンセリングやコーチングを利用する人もいます。また、婚活を有利に進めるために、自己啓発セミナーやコミュニケーションスキルを向上させる講座に参加することもあります。
- カウンセリング費用:5,000円〜20,000円(1回)
- セミナーや講座の費用:10,000円〜50,000円
婚活には、さまざまな経済的負担が伴います。アプリやパーティーの参加費、結婚相談所の費用、デート代、外見への投資など、総合的に見ればかなりのコストがかかることがあります。婚活を進める上で、自分の予算や経済状況に合った方法を選び、無理なく活動することが大切です。
止めたいのに止められない理由
「婚活に疲れてやめたい、けれどやめられない」という心理は、婚活をする中で多くの人が経験する複雑な感情です。この状態にはいくつかの要因が絡んでおり、婚活を続けることに対するプレッシャーや焦り、そして将来への不安などが関わっています。
結婚への強い期待や社会的プレッシャー
結婚に対して強い期待を持っている人や、家族や友人、周囲からのプレッシャーを感じている人は、婚活を続けることに強い義務感を抱くことがあります。「結婚すべき」という社会的な圧力が、婚活をやめることを躊躇させる大きな要因の一つです。特に年齢や周囲の結婚ラッシュに影響されると、「自分も早く結婚しないといけない」と焦りが生じやすくなります。
過去の努力を無駄にしたくない気持ち(サンクコスト効果)
婚活に多くの時間や労力、お金を費やしてきた人は、それまでの努力を無駄にしたくないと感じる「サンクコスト効果」によって、疲れていてもやめることができないという心理が働きます。これまでの活動が無駄になることを避けたいという気持ちから、婚活を続けることが選択されるのです。
将来への不安や孤独感
結婚しないまま未来を迎えることに対する不安が、婚活をやめられない理由の一つです。将来的に一人で過ごすことに対する恐怖や、孤独感を抱くことで、「やめたい」と思っても「やめてしまったら結婚のチャンスを完全に逃してしまうのではないか」と考える人が多いです。この不安が、婚活を続ける動機となり、婚活に疲れている状態でも活動を続けてしまう原因になります。
自己肯定感の低下
婚活が長期化し、理想の相手と出会えない状態が続くと、自分に対する評価が下がり、自己肯定感が低下します。その結果、結婚しないまま自分の価値が下がっていくのではないかと不安に思うようになります。このような心理状態では、婚活をやめることでさらに自分を否定してしまうように感じてしまい、「やめたいけれどやめられない」というジレンマが生じます。
理想の結婚に対する執着
「理想の相手と出会って幸せな結婚をしたい」という強い願望がある場合、それに執着しすぎると、現実とのギャップに苦しむことが多くなります。理想にこだわるあまり、婚活をやめることに対して「夢を諦める」という感覚が芽生えるため、婚活を続けざるを得ない気持ちになることがあります。この執着が疲れを感じても婚活をやめられない理由の一つです。
周囲の目を気にする
家族や友人に婚活をしていることを公表している場合、途中でやめると「諦めた」と思われるのではないかという不安がつきまといます。特に周囲が結婚していたり、成功した婚活体験を聞かされたりすると、自分も成功しなければならないというプレッシャーを感じやすくなります。こうした周囲の目を気にする心理から、婚活をやめることを選べないケースが多くあります。
一瞬の「チャンスを逃したくない」という心理
婚活をやめることで、もしかしたらすぐに素晴らしい相手と出会えるチャンスを逃してしまうのではないか、という一瞬の「もったいない」感覚も、やめられない理由の一つです。どんなに疲れていても、「次の出会いで理想の人が現れるかもしれない」と思い、その期待感に縛られてしまうことがあります。
どうやら、なかなか一筋縄ではいかない問題のようですね。
婚活に疲れた人への処方箋
なぜ疲れてしまったのかを分析しよう
まず、なぜ婚活に疲れてしまったのか、自分自身に問いかけてみましょう。疲れを感じる原因は人それぞれです。例えば、次のような理由が考えられます。
- 出会いが思うように進まない
- 結果を焦りすぎてしまう
- 周りの結婚の話にプレッシャーを感じる
- 何度も同じような会話を繰り返すことに疲れる
自分がどこで疲れているのかを知ることで、解決策を見つけやすくなります。
自分の努力を認めてあげよう!
婚活に疲れを感じたとき、まずは自分の努力を認めてあげてください。ここまで婚活を頑張ってきたこと、それ自体がすごいことです。結果が思うように出なくても、あなたが取り組んできた努力や時間は確実に価値のあるものです。無理せず、自分を褒めてあげましょう。
そして、周囲の言葉に惑わされないでください。家族や友人からの「結婚まだ?」「早く相手を見つけなきゃ」という言葉がプレッシャーになるかもしれません。でも、その言葉はあなたの人生の決定に影響を与えるべきではありません。結婚は急ぐものではなく、あなたが納得できるタイミングで進めていくべきものです。
「自分は自分」ということを忘れずに。他人と比べたり、周囲の進捗に焦りを感じることもあるかもしれませんが、あなたはあなたのペースで進めばいいのです。婚活も人生も、他人の基準に合わせる必要はありません。自分自身のペースで、自分の幸せを見つけていくことが一番大切です。
一旦休むことも大切
婚活に疲れた時には、一度婚活から距離を置くことも有効です。無理に続けると、さらに精神的に追い込まれてしまい、婚活が楽しめなくなります。少し休んでリフレッシュすることで、また新たな気持ちで婚活に向き合えるようになるでしょう。
休んでいる間は、自分を見つめ直したり、趣味や友人との時間を楽しんだりしましょう。リフレッシュすることで、ポジティブなエネルギーが戻り、婚活に対する意欲も自然と回復するかもしれません。
自分のペースを大切にする
婚活に対して、周りのペースに合わせて無理をしていませんか?他人と比べると焦りが生じがちですが、自分のペースで進むことが最も大切です。周りの進捗状況に左右されず、自分が納得できる方法で婚活を続けることで、負担が軽くなります。
そもそもが結婚とは、自分の生涯の伴侶を決める一大イベントです。「狭い日本、そんなに急いでどこ行くの」ではありませんが、そんなに慌てて行動するものでもありませんし、慌てたところで結果は変わりません。
「すぐに結婚しなければならない」と思わず、自分の心が納得するペースで出会いを探しましょう。婚活に期限を設ける必要はありません。時間をかけて、自分に合った「たった1人」を見つけることが最終的に幸せな結果につながります。
言い換えれば、「たった1人」を探せばそれで終わりなのです。何人も探すわけではありません。「そのうち1人くらい、気の合う人がいるさ」程度に考えておけば良いのです。楽観的に、前向きに物事は考えるようにしましょう。
婚活の方法を見直してみる
もし、特定の婚活方法に疲れているのであれば、違うアプローチを試してみるのも良いでしょう。例えば、婚活アプリがストレスになっているなら、婚活パーティーや結婚相談所を検討するのも一つの手です。
また、婚活のプロにアドバイスを求めることで、新たな視点から自分の婚活を見直せるかもしれません。無理に同じ方法を続けるよりも、より楽しく婚活を進めるための新しい手段を探してみてください。
自分を大切にする時間を作る
婚活に追われて、自分自身を大切にする時間が減っていると感じていませんか?婚活は重要な活動ですが、あなた自身の心と体をケアすることも同じくらい大切です。疲れを感じたら、リラックスする時間を作り、十分な休息を取るようにしましょう。
例えば、温泉に行ったり、読書や趣味に時間を割いたりすることで、心に余裕を持つことができます。自己ケアをすることで、再び前向きな気持ちで婚活に取り組むことができるようになります。
婚活で挫折を味わいまくった人の体験談
これは婚活を勧めるとある女性(実は私の母)から聞いた体験談です。
Aさん(仮名)は、35歳を迎えた時、いよいよ本格的に婚活を始めることにしました。結婚に対する夢や理想は昔からありましたが、仕事や日常生活の忙しさに流されて気づけば30代半ば。周りの友人たちは次々と結婚し、子供を持つ生活を始める中、焦りと孤独感が増していきました。「私も早く結婚しなきゃ」と思い立ち、婚活アプリ、婚活パーティー、結婚相談所とあらゆる手段を使い始めました。
婚活の初期段階から、Aさんは数々の失敗に直面します。まず、婚活アプリでの出会いは最悪でした。何人もの男性とメッセージをやり取りし、デートの約束を取り付けるも、実際に会うとプロフィールや写真と大きく異なり、魅力を感じられない人ばかり。メッセージすら返ってこないこともしょっちゅうでした。さらに、ようやく会えた男性からは「ちょっと違うかも」とその場で告げられ、ショックを受けました。
次に参加した婚活パーティーでも、周りの女性たちが華やかに見え、自分は全く目立てず、男性からのアプローチがほとんどありませんでした。何度か参加しても同じ結果で、「私はやっぱり婚活に向いていないんじゃないか」と落胆しました。
最後の希望として登録した結婚相談所でも、うまくいきませんでした。カウンセラーからのアドバイスを受け、プロフィール写真をプロに撮影してもらい、丁寧に自己紹介文も書き直しました。しかし、紹介される男性たちは全く結婚を視野に入れた相手ではなく、趣味や価値観がまるで合いません。何度かデートにこぎつけても、話が盛り上がらず、沈黙が続く時間が苦痛でした。
極めつけは、結婚相談所で唯一「この人なら…」と思った男性と数回デートを重ね、良い関係を築けたと感じていた矢先、突然連絡が途絶えました。不安になって相談所に問い合わせると、「彼は別の女性と成婚退会しました」との返答。まさに地面が崩れ落ちるような絶望感に襲われ、「もう婚活は無理だ…」と完全に気持ちが折れてしまったそうです。
それから、Aさんは一度婚活から完全に手を引きました。「私は結婚には向いていない」「誰からも選ばれない」という自己否定感に苛まれ、数カ月間は誰とも会わず、家で仕事と自分の趣味だけに没頭する日々が続きました。
そんなある日、友人に誘われて参加した趣味のイベントで、ある男性と偶然出会いました。彼は婚活目的ではなく、純粋にその趣味を楽しむために来ていた人物。最初は特に意識していなかったものの、何度か顔を合わせるうちに、自然と話す機会が増えました。
なんと、何の期待もせずに参加した趣味のイベントで、彼と自然な形で交流を深める中で、Aさんは久しぶりに「頑張らなくてもいい出会い」を楽しめるようになりました。
二人は交際を始め、約1年後に結婚することになりました。婚活に対する壮絶な挫折を味わい、何度も「もうやめたい」と思ったAさんでしたが、最終的には全く予想しなかった形で幸せな結末を迎えることができました。
婚活を続けていたときは散々だったのに、ひょんなきっかけから結婚することになったAさん。この体験談が教えてくれることはなんでしょうか。
それは最後まで諦めてはいけない。無理はしなくて良い。ということではないでしょうか。
婚活に疲れても、諦めなければ最後は勝つ
婚活に疲れて止めたいと思ったら、少し先の未来、20年後や30年後を想像してみてください。今、婚活で感じている疲れやストレスが重くのしかかっているかもしれませんが、遠い未来を考えることで、新しい視点を得られるかもしれません。
未来の自分をイメージしたとき、どんな生活をしていたいですか?家族と一緒に笑い合ったり、大切なパートナーと支え合いながら穏やかな日々を過ごしている自分がいるかもしれません。今の婚活は、その未来を手に入れるための大切な一歩です。疲れているときは、すぐに成果が見えないことに焦りを感じるかもしれませんが、将来の自分の幸せを考えれば、少しずつでも進み続ける価値があると感じられるはずです。
もちろん、無理をして続ける必要はありません。一旦休んでリフレッシュすることも大事です。しかし、最終的な目標を思い描いて、未来の幸せを実現するために、今どんな選択をするべきか考えてみてください。未来の自分が「あのとき、もう少し頑張ってよかった」と思えるような選択を、今の自分にしてあげてください。
婚活に疲れているからこそ、焦らず、長い目で見て少しずつ進めば良いのです。20年後、30年後の幸せな未来をイメージしながら、今の行動に少しだけ勇気を持ってみてください。
一度立ち止まり、自分自身を見つめ直し、疲れの原因を理解することが大切です。自分のペースで、無理せず、リフレッシュしながら婚活を続けていきましょう。焦らず、心に余裕を持つことで、理想の相手との出会いが自然と訪れるかもしれません。
諦めない。
全てはこれにつきます。
あなたの幸せな未来に向けて、一歩ずつ前進していけるよう、応援しています。